2017-04

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【百合漫画・感想】「prism」


prism (1) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)prism (1) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)
(2012/04/12)
東山 翔

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芳文社から出ている、東山翔さんの『prism』の1巻です。東山翔さんはLOのエロ漫画家として有名なようなのですが、私は知らなかったので、普通に百合漫画家さんだと思って読んでました。というか、これが本業だと思えるくらいの素晴らしい内容だったんですね。読者の中には、エロ漫画家出身者ということに最初は抵抗を感じていた方もいたようなのですが、どなたも読後は絶賛している感想しか見かけませんでした。

確かに無駄なエロがなく、初々しさの残る女子校生たちのやりとりににやにやしてしまうのですが、個人的にはもう少しジレンマというか、葛藤したり心が揺れ動く部分があったほうがよかったなぁと思ったりもしました。しかし、お互いの思いが急速に結びついていくスピード感を求める方もいると思うので、これは好みの問題ですね。ちなみに表紙の二人、1巻のちょうど半分あたりで既に恋人同士になります。


ストーリーについて簡単にご説明しますと、表紙の左が恵、右が光です。二人は子供の時に1度遊んだことがあって、その時に二人はキスをして、恵が光に初恋をしてしまいます。しかし、当時の光は短髪で少年のような服装をしていて、恵はずっと光のことを男の子だと思っていました。そこで、今回二人は高校で再会し...というところから話が始まります。光は元々恵が好きだったようで、積極的に恵にアプローチをかけていくわけですが、恵は女の子同士ということに悩んでいく、という流れです。

ですが、基本的に二人は順調に結ばれていき、お泊りしたり学校内でもいちゃついたりとラブラブ全開です。二人の周りの友人達のサブストーリーもあるのですが、こちらもいい感じになっています。全体的に悪い人がいないのと、みんななんだかんだで精神年齢高めなので、心が痛まったり切なくて読むのが辛くなるような場面はほぼありません。なので、あまりハードな場面はなく、ほっこりしつつも引き込まれるストーリーという、非常に精神衛生的にいい本になっております。これからどう展開していくのか楽しみですね。

【百合漫画・感想】「半熟女子」


半熟女子 1 (IDコミックス 百合姫コミックス)半熟女子 1 (IDコミックス 百合姫コミックス)
(2008/10/18)
森島 明子

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森島明子先生の作品です。初版は2008年11月なので、数年前ですね。実は最近森島先生の『レンアイ女子課』を購入しまして、これはすごく面白いぞということで、一気に森島先生のファンになってしまいました。なので、その勢いで、先日こちらも購入しました。おそばせながら。。。

まず、イラストがすごく好みでした。内容的には、タイトル通り「半熟」な女の子たちが時に悩み時に時に励ましあいつつ成長していくようなものになっています。主なカップルは2組で、表紙にもなっている、ちとせ(ショート)×八重(ゆるふわ)のコンビ。そしてもう1組は華嶋×江戸川先生の生徒・先生という禁断の(?)組合せです。

それなりにエッチなシーンもそこそこ出てくるのですが、あまりやらしい感じがしないんですよね。もちろんいい意味でエロいのですが、何だか爽やかで若々しいというか(笑)作画が基本的にかわいいので、嫌な感じがしないんですね。

舞台は女子校で、自由奔放に振舞い、教室でも平気で半裸になってしまうちとせに八重は段々魅かれていきます。八重は女の子っぽい女の子である自分があまり好きではなかったのですが、平然と女の子が好きだと言ってしまう自由なちとせをうらやましく思っていきます。そして、ちとせを好きになって自分が「女である」ことを強く感じることに幸せすら見出していくんですね。まさに相乗効果。しかし、自分がされるのは怖いので拒否したのに、する側になったら大丈夫というのはどういうことなんでしょうか。。。

そして江戸川先生と華嶋さんのカップルです。ショートカットにメガネといういかにもデキる女の出で立ちの江戸川先生ですが、完全に受けです。ギャル風の生徒相手に終始攻められまくりというか、先生のメンタルが弱すぎて最終的には過去の恋愛を引きずったまま、ホテル内で泣きすがるという展開に。何ですかこのギャップ萌えは。。。1巻の最後で先生が攻めに回るのですが、ぎこちなさがまたいいですね。


物語終盤はイチャラブの嵐です。そして心がほんわかしていくというみんなが幸せになる終わり方でした。全2巻みたいなので、近々入手していきたいなと思っています。

【百合漫画・感想】「制服の魔女」

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夏コミで買った袴田めら先生の薄い本です。新装版『最後の制服』記念同人誌として、2011年5月5日に発行されています。私は『最後の制服』が大好きで、特に紡と紅子のコンビが至高なので、表紙買いですよね。記念本なので、様々な先生方が『最後の制服』に関連のイラストを寄せています。森永みるく先生、森島明子先生、竹宮ジン先生などなど。そして寝ないことで有名(?)な、我らがなもり先生も。

ダウンロード (1)

さすがですね。もし紡と紅子のコンビが描かれていたら...想像しただけで恐ろしいです。。。漫画自体は、藍ちゃんとふーちゃんの若さ溢れるアハハウフフ(主にふーちゃん)と、紅子の尻にしかれる紡のお話の2本立てです。紅子とケンカしてしまい、あからさまに落ち込んだり動揺する紡がかわいすぎます。紅子の言動に一喜一憂する姿は今後も何かの形で見られるのでしょうか。。。

【百合漫画・感想】「パイをあげましょ、あなたにパイをね」


パイをあげましょ、あなたにパイをね (IDコミックス 百合姫コミックス)パイをあげましょ、あなたにパイをね (IDコミックス 百合姫コミックス)
(2012/01/18)
さかもと麻乃

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さかもと麻乃さんの作品ということですが、私は初めて読みます。
雑誌で掲載されていた4作品をコミックスとして収録したもののようで、
それぞれ違うお話でした。

表紙の雰囲気が良さ気だったので購入してみたのですが、中身の絵は想像と少し異なりました。
ヤング向けの男性向け漫画風にも見えるし、王道の少女漫画風の絵にも見える、という印象です。
百合漫画にしては珍しい作風な感じがしたのですが、あくまで主観的な個人の印象なのであしからず。


話の内容は割とストレートなもので、キャラクターもそれぞれが素直で、「読みやすい」ものでした。
ただ、私が百合漫画を見る時に楽しみとしている「溜め」や「間」のようなものが少なかったので、
あまり読者が想像してキャラクターの気持ちを補完するようなことは期待できません。
基本的に物語の終わりに向かって一直線に突き進んでいくもので、キャラクターの表情や言動も
隠されることはなく、なるべくわかりやすいように配慮されているように感じます。


しかし、この素直さ、キレイさがさかもとさんの魅力でもあるように思います。
絵のキレイさやキャラクターの表情の豊かさが、表紙を含めたコミックス全体を華やかに
飾っているように思えました。

【百合漫画・感想】「彼女の世界」


彼女の世界 (リュウコミックス)彼女の世界 (リュウコミックス)
(2012/01/13)
袴田 めら

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買ったままずっと読めてなくて、なぜか深夜未明に読んだのですが、一気に読めました。
各キャラの切ない表情や、内面がよく描かれた袴田めら先生らしい作品です。

「最後の制服」に近いと感じる人もいるようですが、私はまず「これなんていちご100%?」
と思ってしまいました。この手のストーリーは他にもあると思うのですが、私はいちごに相当
はまってたので、まずいちごを思い出しました。あれも屋上でしたし。
違うのは、脅迫型の関係か、素直でプラトニックな関係かということですが、この本は前者でした。

後者の関係性から始めたら、とても単行本1巻だけでは深い心理描写は描けないでしょうし、
無難で起伏のない百合よりは、袴田先生の良さが出るこの手の展開のほうが個人的には好きですね。

ただ、表紙を見ていると騙されてしまいそうになりますが、夏樹(押し倒してるほう)が
意外とへたれっぷりを発揮していました(あとがきにも書かれてます)。小説をネタに左を脅迫する側
であるので、クールで奔放でわがままな感じかと思ったのですが、全く逆でした。
主人公は夏樹なので、私たちも主に夏樹の主観で世界を見て、左の言動に一喜一憂し、あれこれ考える
わけですね。
一方の左は無口で多くを語りません。しかし、物語終盤ではなぜか攻守逆転というか、左が夏樹を
押し倒してしまっているではありませんか。完全に手玉に取られている夏樹さん、あんたへたれだよ...。
こういった二人の初々しくもうらやましい関係が、1冊の中で見事に収まっています。

よくも悪くも、袴田作品はエロい絵があっても、全然エロく感じないんです。
そこまで過激な描写があるわけでもないんですけど、百合漫画でエロくないエロって結構大事かも
とか勝手に思ってたりします。

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