2017-08

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【百合漫画・感想】「天秤は花と遊ぶ」


天秤は花と遊ぶ (1) (まんがタイムKRコミックス)天秤は花と遊ぶ (1) (まんがタイムKRコミックス)
(2009/04/11)
卯花 つかさ

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芳文社から全2巻で出ている作品です。
発売は2009年なのですが、つい先日発見して読了したばかりです。

漫画の感想は普通にネタバレを含みます。
未読の方で気になる方は気をつけて下さい。





本題に入りますが、まずこれは厳密に言うと、百合なの
というのも、舞台はロータス女学院という女学校なのですが、
主人公の内の一人、ショートカットでクールで学園中の憧れの的である
「琴乃緒愁(ことのお しゅう)」は、性別不明の設定なんですね。

実は愁は吸血症で、周囲にバレないように保健室の先生である実兄の血を
吸い続けていました。現段階での性別は男でも女でもなく、18歳までに
吸った血の量(男/女のどちらの血が多いか)で決まるというなかなかのトンデモ設定です。


男でも女でもない」というと、先日月9ドラマであった「IS ~男でも女でもない性~」
(漫画を読みたいけど、未読)を思い出すのですが、あの手の葛藤はほとんどないです。
ただ、もう一人の主人公の謡子が好きになってしまうので、
そこで「女として一緒にいるべきか」「男として向き合うべきか」
と考えるところはありますが、全2巻なので案外さらっと終わります。


この作品は作者初のオリジナル単行本ということですが、巻頭言に
「高校時代に思いついた話を練り直し」たものとあったので、長年
温めてきた企画だったようです。


前置きが長くなりましたが、この作品の一番のポイントはやはり
吸血」でしょう。
月姫でも魅力的な吸血姫がいますが、アルクウェイドと違って、
愁は人の血を飲まないと気分が悪くなるので普通に実兄の血を飲みます。
ただ、転校生の謡子の血を吸うのはさすがにためらわれたのか、最初はそれを拒みます。
しかし、謡子の血が他の人と違って特別おいしいことに気付くと、
段々自分は謡子が好きなんじゃないかと自覚していきます。


なにせ、初めての謡子との吸血体験が、
「気分が悪くて保健室で横になっていたら、謡子に馬乗りされてそのまま強制吸血誘導」
でしたので。もうここで、クールで優等生な愁は、明るくて自由奔放な謡子に
完全に主導権を握られてしまうわけですね。それからは、振り回されっぱなしです。


それからは、いつも隣にいた謡子がちょっといないだけで寂しがったり、
常に謡子の血を吸いたい欲求にかられたりと、ツンデレどころかデレ全開の愁さん
のモヤモヤが続きます。


2巻では、なぜかエロゲーだったら金髪ツインテだったろうと思わせるお嬢様風の
カリスマキャラと、知的でクールなメガネロングコンビが現れるのですが、
なぜ現れたのかはちょっとよくわからな(ry


そしてそして、謡子と愁は無事に(?)キスもできました。しかし、これも
嫌がる愁に血を吸わせる為に謡子が自分の唇を噛んで血を流し込むという
普通だったらありえないキマシチュエーションでした。だが、キマシ。



で、最後に「やっぱり男を目指そう」と決意して終わります。
あれ、あっという間に終わっちゃったな、というのが読了後の感想でした。
ただ、謡子の血が好きでこれからも飲み続けるんだろうから女になっちゃうんじゃないの、
というツッコミが脳内をかすめるも、気にしないことにしました。
だって、今まで実兄の血を飲んできたわけだから男性的な身体になってたはずなのに、
その傾向もないみたいですし。しかし、謡子の血を飲んですぐに胸が膨らむなどの
身体的変化が出てきたのは謡子の血が強力だったということなのでしょうか。。。


何にせよ、吸血というのは日常生活ではありえない行動なので、妄想を膨らませる
比喩としての役割も持っていたのかなと。キミキスで膝小僧に、アマガミで膝裏に
キスをするが如く、鎖骨、指、腕、唇と次々に吸っていきます。
さすがに膝裏を吸うとかいうマニアックなシーンはなかったですが、吸血の
バリエーションというのもいろいろあると面白いかもしれませんね。
次に吸血と言えば、「ロザリオとバンパイア」も好きな作品なので
やはり吸血萌えなんでしょうか。


本作は厳密に言うと百合ではないと思う方もいるかもしれませんが、
百合作品としても楽しめるものだと思います。
愁はビジュアル的には女の子ですし、中身も身体も中性といった感じなので
あまり男性的には描かれていません。
作風なのかもしれませんが、保健室の先生も最初サバサバした女の先生かと思った程で、
基本的に優しいタッチでキャラが描かれています。


「百合」と「吸血」という二段構えの禁断フィルターがかかっているので、
なかなか面白かったです。
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