2017-09

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【百合小説・感想】「マリア様がみてる フェアウェル ブーケ」


マリア様がみてる フェアウェル ブーケ (マリア様がみてるシリーズ)マリア様がみてる フェアウェル ブーケ (マリア様がみてるシリーズ)
(2012/04/28)
今野 緒雪

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久々に「マリみて」を手にとった気がします。マリみては漫画、アニメ、映画と全部目を通していますが、小説は本編終了後は見たり見なかったりが続きました。なので、数冊未読のものがあると思いますし、「お釈迦様もみてる」に関しては、まだ2冊くらいしか読んでいなかったりします。

ということで、いずれにせよ久々に今野緒雪ワールドに触れて、一気にマリみての世界が甦ってきました。移動中ひたすら読んでいたので、すぐに読み終わりました。値段が500円以内と手頃だった一方で、挿絵が2枚しかなかったので、ちょっと寂しくも思いました。祐巳たちがメインの話はほとんどないので、しょうがないのかもしれませんが。


今回はタイトルの通り、「さよならの花束」、「いずれの御時にか」がテーマとなっています。あとがきにもあるように、「先生」というのが本書を通して一貫していたコンセプトとしてあったようです。各話で先生と生徒のお話が繰り広げられるのですが、個人的には「卒業式まで」が好きでした。
「卒業式まで」では、ミステリアスな数学教師に運命を感じてアタックしまくる生徒の話が書かれているのですが、先生にお姉さまになってほしいと特攻をしかける生徒の若さといじらしさが良かったです。ですが、話は段々思わぬ方向に進み、最後はどんでん返しが。。。

最後の「薬香草茶話」は、大学生になった祥子と、すっかり薔薇様として貫禄のついた祐巳の喫茶店デートのお話でした。夏休みの計画を立てるということで二人で喫茶店で出会うのですが、今年も夏休みは例の祥子様の別荘で過ごすようです。瞳子を誘わなくてよかったのかと気遣う祥子様ですが、さりげなく瞳子が祐巳の夏休みの予定を気にかけているであろうことを祐巳本人に言ってしまうところは、感情むき出しですねwありったけの愛情に板ばさみにされる祐巳は幸せ者ですね。それにしても百面相だったあの頃が懐かしいですね。すっかり薔薇様として落ち着いてしまった祐巳は他の章でも姉として瞳子に堂々と接していきます。あれだけ心をかき乱されていたのが嘘のようです。。。


あと、フェアウェルブーケの中で、用があって薔薇の館に来た蔦子さんに対して由乃が「結局愚痴を言いにきたわけ?」と言って、「そうです」と返すやりとりがあります。ちなみにそれを聞いて祐巳は嬉しくなって(愚痴を言ってくれる仲であることに対して)、顔がほころぶ、という場面です。何だかこの何でもないけど絆が見え隠れするやり取りや描写というのは、今野先生独特のもので、とても心地よいです。

今回のあとがきは結構詳しくて、各話の短い紹介文が書いてあるのですが、結構実体験を基に装飾を加えているものが多く、リアルタイムで創作していってるんだなぁとしみじみ思いました。日常のちょっとした出来事をあれだけ膨らませて一つの物語に昇華してしまう技術は圧巻です。それにしても「先生と生徒」というとバリエーションが限られてネタをひねり出すのが大変だったと思うのですが、あの手この手でストーリーを編んでいく様はさすがだなと思うばかりです。

「おっぱいクッキー」などの面白い名前のタイトルの話もあり、男の先生も出てきたりします。男の先生への恋を予感させる話もありますが、マリみての世界観は全く崩れていないので、特に違和感はなかったです。本編の続きをまた見れる日はくるのでしょうか。。。
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