2012-05

【百合漫画・感想】「くちびるためいきさくらいろ」改訂版1・2


くちびるためいきさくらいろ(1) (アクションコミックス)くちびるためいきさくらいろ(1) (アクションコミックス)
(2012/04/12)
森永 みるく

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くちびるためいきさくらいろ(2) (アクションコミックス)くちびるためいきさくらいろ(2) (アクションコミックス)
(2012/04/12)
森永 みるく

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森永みるく先生の名作の1つですね。最初のコミックスは2006年に一迅社から出ていますが、今回は以前のコミックスに未収録だったものや、続編新作が追加されたものが双葉社から出版されました。
『GIRL FRIENDS』に似た切なくも甘い二人の関係が何とも心地よいです。やはり女の子同士であることに当人たちが戸惑いつつもひかれあっていく物語は、心の揺れ動きが複雑でとても面白く見ることができます。

表紙になっている、メインの奈々と瞳の物語以外の短編も多く収録されていて、それぞれが独特な内容になっていて、引き出しがすごいなぁと本当に感心します。必ずしもメインの二人が結ばれてハッピーエンドというわけではなく、ちょっと大人な終わり方をする作品もあります。

また、奈々と瞳の話ですが、基本的に世間の強い風当たりみたいなものはありません。主に二人の中で世界が完結していて、お互いの関係性の中で一喜一憂することはありますが、外部の強い力によって二人の関係性にヒビがひったりすることはありません。なので、心配してしまうような場面になっても、その裏に絶対的信頼と安心があるので、そういう意味でのリアリティは感じにくいかなと思います。なので、幸せをいっぱい感じてニヤニヤしながらヘブン状態になりたい人には最高の内容になってると思います。

私自身、初めて読むわけではなかったのですが、何回読んでも面白いです。後日談も見たいななんて思ってしまいます。

テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

【百合漫画・感想】「ブルーフレンド」1


ブルーフレンド 1 (りぼんマスコットコミックス)ブルーフレンド 1 (りぼんマスコットコミックス)
(2010/09/15)
えばん ふみ

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こういう作品がりぼんで掲載されているのか、と思うと同時に、りぼんだからこそこういう作品になるのだろうなぁという両義的な感想を抱いてしまう作品です。百合...と言ってしまえばそうなのですが、あくまでも複雑な「友情」という表現が使われていました。思春期の女の子たちの持つ、言葉にならない悩み、思い、葛藤を描いている作品だと思います。

作者のえばんふみさんの作品を拝見するのは初めてですが、百合好きにも充分楽しめる内容になっています。むしろ、袴田先生の作品のような心理描写や、表情で語るような作品が好きな人にはオススメです。少女漫画特有の女子の世界観があるので、読むのに体力がいる人もいるかもしれません。
百合専門誌に掲載されるような作品に出てくるキャラは、割と主人公たちの関係に寛容だったり、異常に心の広い友人たちだったりするのですが、少女漫画作品は容赦ないですね。好奇の目、嫌悪の目、いろいろな眼差しにさらされます。

主人公の歩はソフトボール部に所属して活発、友達も多いという設定なのですが、もう一人の大人しくて人付き合いが苦手な美女・美鈴が曲者です。1巻の中では、最初は誰にも心を開かなかった美鈴が段々と歩に依存していく姿が描かれていきます。そして、歩も次第にそんな美鈴に言葉にできない気持ち(ネガティブな)を抱えていくことに。恐らく男性にトラウマのある美鈴の心の傷を歩がどう癒していき、二人で困難を乗り越えていくかという話になるのかと思うのですが、現状では歩はまだ美鈴に対して懐疑的な部分もあるのかなと。

新キャラが出てきて美鈴の過去を暴こうと必死だったりするのですが、こういう悪キャラが出てくるのも少女漫画特有だなぁと思います。平和な百合漫画の世界に慣れていると、結構心苦しい場面もあります。りぼん読者の女子は強いですね。。。

ということで、さっそく次巻が楽しみなのですが、もう3巻まで出てるんですよね。早く追いつきたいです。

テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

【アイドリング!!!】遠藤×橘←大川の構図

5月3日の「フジテレビからの!」でのアイドリング!!!における一幕。今回は久々の「イーソーシリトリ!!!」でした。ゲストはスギちゃんという芸人さんで、R-1準優勝だったらしいのですが、初めて見ました。すいません。。

そして問題のシーンは、橘さんが失敗して、罰ゲームを受けてひな壇に戻る場面です。

橘にセクハラする遠藤を見つめる大川


すっかり「変態リーダー」が定着した遠藤さんが、しっかり橘さんのお尻を触ってました。腰やお尻あたりを、ポンポンと。とても仲良しな二人だけに、もはや自然な風景に。

しかし、今回はそこに大川さんも参戦。倉田さんや5期メンバーは橘さんの顔を見ているのですが(横山さんに関してはフロア確認?)、大川さんは違います。しっかり、遠藤さんのタッチ部分を見ていました。
ライブにおいて、「遠藤さん以上の変態」のレッテルを貼られていた大川さん。尾島さんの胸を後ろから、前から、触りまくっていることも暴露され、とにかく変態扱いされていました。
夏休みング!!!における寝起きドッキリでも、同じベッドで、朝日さんに抱きつきながら寝ていたので、元々かなり寂しがりやで甘えん坊な性格のようですね。


二人でアイドリング!!!の変態の座を奪い合うべく、切磋琢磨してほしいものです。百合的に大歓迎です。

テーマ:☆女性アイドル☆ - ジャンル:アイドル・芸能

【百合小説・感想】「マリア様がみてる フェアウェル ブーケ」


マリア様がみてる フェアウェル ブーケ (マリア様がみてるシリーズ)マリア様がみてる フェアウェル ブーケ (マリア様がみてるシリーズ)
(2012/04/28)
今野 緒雪

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久々に「マリみて」を手にとった気がします。マリみては漫画、アニメ、映画と全部目を通していますが、小説は本編終了後は見たり見なかったりが続きました。なので、数冊未読のものがあると思いますし、「お釈迦様もみてる」に関しては、まだ2冊くらいしか読んでいなかったりします。

ということで、いずれにせよ久々に今野緒雪ワールドに触れて、一気にマリみての世界が甦ってきました。移動中ひたすら読んでいたので、すぐに読み終わりました。値段が500円以内と手頃だった一方で、挿絵が2枚しかなかったので、ちょっと寂しくも思いました。祐巳たちがメインの話はほとんどないので、しょうがないのかもしれませんが。


今回はタイトルの通り、「さよならの花束」、「いずれの御時にか」がテーマとなっています。あとがきにもあるように、「先生」というのが本書を通して一貫していたコンセプトとしてあったようです。各話で先生と生徒のお話が繰り広げられるのですが、個人的には「卒業式まで」が好きでした。
「卒業式まで」では、ミステリアスな数学教師に運命を感じてアタックしまくる生徒の話が書かれているのですが、先生にお姉さまになってほしいと特攻をしかける生徒の若さといじらしさが良かったです。ですが、話は段々思わぬ方向に進み、最後はどんでん返しが。。。

最後の「薬香草茶話」は、大学生になった祥子と、すっかり薔薇様として貫禄のついた祐巳の喫茶店デートのお話でした。夏休みの計画を立てるということで二人で喫茶店で出会うのですが、今年も夏休みは例の祥子様の別荘で過ごすようです。瞳子を誘わなくてよかったのかと気遣う祥子様ですが、さりげなく瞳子が祐巳の夏休みの予定を気にかけているであろうことを祐巳本人に言ってしまうところは、感情むき出しですねwありったけの愛情に板ばさみにされる祐巳は幸せ者ですね。それにしても百面相だったあの頃が懐かしいですね。すっかり薔薇様として落ち着いてしまった祐巳は他の章でも姉として瞳子に堂々と接していきます。あれだけ心をかき乱されていたのが嘘のようです。。。


あと、フェアウェルブーケの中で、用があって薔薇の館に来た蔦子さんに対して由乃が「結局愚痴を言いにきたわけ?」と言って、「そうです」と返すやりとりがあります。ちなみにそれを聞いて祐巳は嬉しくなって(愚痴を言ってくれる仲であることに対して)、顔がほころぶ、という場面です。何だかこの何でもないけど絆が見え隠れするやり取りや描写というのは、今野先生独特のもので、とても心地よいです。

今回のあとがきは結構詳しくて、各話の短い紹介文が書いてあるのですが、結構実体験を基に装飾を加えているものが多く、リアルタイムで創作していってるんだなぁとしみじみ思いました。日常のちょっとした出来事をあれだけ膨らませて一つの物語に昇華してしまう技術は圧巻です。それにしても「先生と生徒」というとバリエーションが限られてネタをひねり出すのが大変だったと思うのですが、あの手この手でストーリーを編んでいく様はさすがだなと思うばかりです。

「おっぱいクッキー」などの面白い名前のタイトルの話もあり、男の先生も出てきたりします。男の先生への恋を予感させる話もありますが、マリみての世界観は全く崩れていないので、特に違和感はなかったです。本編の続きをまた見れる日はくるのでしょうか。。。

テーマ:小説 - ジャンル:小説・文学

【百合漫画・感想】「prism」


prism (1) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)prism (1) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)
(2012/04/12)
東山 翔

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芳文社から出ている、東山翔さんの『prism』の1巻です。東山翔さんはLOのエロ漫画家として有名なようなのですが、私は知らなかったので、普通に百合漫画家さんだと思って読んでました。というか、これが本業だと思えるくらいの素晴らしい内容だったんですね。読者の中には、エロ漫画家出身者ということに最初は抵抗を感じていた方もいたようなのですが、どなたも読後は絶賛している感想しか見かけませんでした。

確かに無駄なエロがなく、初々しさの残る女子校生たちのやりとりににやにやしてしまうのですが、個人的にはもう少しジレンマというか、葛藤したり心が揺れ動く部分があったほうがよかったなぁと思ったりもしました。しかし、お互いの思いが急速に結びついていくスピード感を求める方もいると思うので、これは好みの問題ですね。ちなみに表紙の二人、1巻のちょうど半分あたりで既に恋人同士になります。


ストーリーについて簡単にご説明しますと、表紙の左が恵、右が光です。二人は子供の時に1度遊んだことがあって、その時に二人はキスをして、恵が光に初恋をしてしまいます。しかし、当時の光は短髪で少年のような服装をしていて、恵はずっと光のことを男の子だと思っていました。そこで、今回二人は高校で再会し...というところから話が始まります。光は元々恵が好きだったようで、積極的に恵にアプローチをかけていくわけですが、恵は女の子同士ということに悩んでいく、という流れです。

ですが、基本的に二人は順調に結ばれていき、お泊りしたり学校内でもいちゃついたりとラブラブ全開です。二人の周りの友人達のサブストーリーもあるのですが、こちらもいい感じになっています。全体的に悪い人がいないのと、みんななんだかんだで精神年齢高めなので、心が痛まったり切なくて読むのが辛くなるような場面はほぼありません。なので、あまりハードな場面はなく、ほっこりしつつも引き込まれるストーリーという、非常に精神衛生的にいい本になっております。これからどう展開していくのか楽しみですね。

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